[カテゴリ]目的変更
2013年6月7日
テーマ:目的変更
業務で、会社の登記事項証明書をたくさん見ている中で、
たま~に事業目的が一つだけの会社出会います。
司法書士として注意するのは、
1.○○○○
2.○○○○
3.前各号に付帯する一切の事業
となっているのを
1.○○○○
2.前号に付帯する一切の事業
に変更することを注意する必要があります。
(わかりますか?「各」という文字を抜くんです。意外と見落としがちです。)
さて、本題です。
司法書士としてというよりは一個人あるいは一経営者として、
事業目的が一つの会社って「かっこいい」と感じます。
その一つの事業だけでやっていける、差別化できる強みを持っていることのほか、
長く会社を運営してくれば、事業拡大をし、他の分野に手を出したくなることもあるでしょう。
そういうことをせずに、ひたむきに一つの事業にまい進する会社、
私はそういう会社が好きですし、応援したくなります。
「やること、やらないこと」
をしっかり選別するのは結構難しいことです。
特に「やらないこと」を決めるのは大変です。
私自身もいろいろな分野(司法書士業務の範囲内)の仕事をしてきましたが、やらないことを決めるのは、
その分野についての売り上げを捨てることと同義ですので、とてもつらい決断です。
でもその分「やること」が決まれば、その分野に経営資源を集中できます。
さらに、外から見ると分かりやすいですよね。だから、
「お客様から選ばれやすい」→「専門的ノウハウ、知識がどんどんたまる」→「お客様は専門の会社依頼する」
そういう好循環になるんだろうと思います。
今一度、自分の会社の登記事項証明書を確認し、目的を再点検するのも良いことだと思います。
昔はやった事業、昔やろうと思っていた事業、そういう目的が載っていませんか?